私が以前自宅で作っていたコピー本の作り方のメモです。
- 同人誌を作りたいけど高いのはちょっと…
- 多少は装丁にこだわりたい
- 本文30p以内
- 発行部数100部以内
- B5~A5サイズ
- 工作が苦にならない
という人向けのコピー本の作り方になります。
どんなコピー本を作るのか
印刷所にお願いして作ってもらう本(同人誌)にできるだけ近いものを、なるべくコストカットしたコピー本で作るのを目標とします。
本文部分 自宅のプリンターを使って印刷をします。 厚めの紙に本文を両面印刷をして、ホッチキスで綴じたものが本文になります。
表紙 印刷所に注文してきれいなフルカラーにします。
本文部分を表紙にはさみこんで両面テープで貼り付け、外側にホッチキスの針が見えないようにします。
コピー本を作るのに使うもの、あると便利なもの
- カッターナイフ – 100円
- カッターマット – 100円
- (できれば金属製の)定規 – 100円
- ホッチキスと芯 – 200円
- 両面テープ – 100円
- 表紙
- 本文用紙
- プリンター
- プリンターのインク
- 紙見本
本文用紙の選び方
本文は自分で自宅でプリンターを使って印刷をしていました。
Brotherのプリンターはインクが安いのでたくさん刷る人におすすめ。
私の場合、できるだけコピー本感をなくしたかったので両面印刷をしていました。
ただ両面印刷をする場合、コピー用紙だと薄すぎて裏に印刷したページが透けるので、厚めの紙を使うことになります。
上質紙(真っ白な紙)かキンマリ(淡い黄色の紙)が主な候補になると思います。
私は白だと目に優しくない感じがするので、優しいクリーム色のキンマリばかり使っていました。
紙の厚さは72.5k~110kの厚さの紙なら一般家庭のプリンターでも印刷できて、両面印刷しても透けないです。
私は本文のページ数に合わせて厚みを変えていました。(枚数が多いと分厚くなりすぎる)
以下に私が使っていた紙が買えるショップ(楽天)のリンクを載せておきます。
B5サイズの本を作る場合
※B5サイズの紙の片面に本文1ページを印刷する。
A5サイズの本を作る場合
※A4サイズの紙の片面に本文2ページを印刷して、半分に折ってA5にする。
※Y目を選ぶと半分に折りやすいです。
私が利用していた楽天のショップさん:ペーパー ミツヤマ
表紙は印刷所に
表紙はフルカラーにしたほうが映えるので印刷会社に頼んでいました。
私はグラフィックさんに頼んでいたので、ここででてくる発注内容はグラフィックさんに頼む場合のものになります。
表紙を注文するときは「同人誌表紙印刷」ではなく、「チラシ・フライヤー印刷」を使うとコストが抑えられます。
コストを気にしないのであれば特殊紙を使ったり、変形加工をしてみたりするのもいいかも。
完成サイズの2倍の大きさのチラシ・フライヤーとして注文して、半分に折ったものを本文にかぶせて綴じます。
オプションで二つ折り加工(orスジ入れ加工)を入れると折り目がきれいな2つ折りの表紙が届くので、可能な限り入れたいです。(入れないと自分で折ることになります)
※二つ折り加工ができない特殊紙や分厚い紙の場合はスジ入れ加工を入れると後で自分で折りやすい。
注文用メモ
完成B5サイズ→B4サイズ
完成A5サイズ→A4サイズ
オプションで二つ折り加工(orスジ入れ加工)を入れる。
表紙データを作るときの注意点
同人誌表紙印刷と違って背幅の指定がないので、背幅を意識してデータを作ったほうがいいです。
(後で本文を挟んだ時に紙の厚さだけ背中部分が広がります)
本文と表紙をくっつける
それぞれ本文と表紙が準備できたら、それをくっつける作業をします。
2つ折りにした表紙の内側の、折り目の部分に両面テープを貼って、本文をはさみこんで貼り付けます。
このとき本文部分に厚みがあると背中の中心がズレるので、それを考慮して少しずらして貼り付けるときれいです。
化粧裁ちをする
本文と表紙をくっつけて「本」ができたら、ページをめくる側だけ化粧裁ちをします。
化粧裁ちをすることでページがめくりやすくなるし、見た目も綺麗になります。