ストレスフリーな生活を手に入れるためのミニマリズム

私はストレスを溜めやすく体調にも影響が出るため、それがまたストレスになる…という負のループに苦しんでいました。

ですが、ミニマリズムを生活に取り入れてからストレスが軽くなったと感じるようになり、生活が少し楽になりました。

今回はそんな私のミニマリズムを取り入れた生活について書きとめていきます。

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ミニマリズムとは

ミニマリズムとは、簡単に言うと”必要最小限の所有物に焦点を当てる考えのこと”です。

必要以上の物を持つことは精神的にも金銭的にも負担になりストレスを感じる原因になります。

ミニマリズム的な考えで「本当に必要なものだけを選んで効率的で美しく整頓された環境を作ること」で、最終的に様々な負荷やストレスを減らすことに繋がります。

このように心地よくシンプルな暮らしを構築することで「豊かで穏やかな心身ともに健康的なゆとりのある生活を維持すること」が、私が生活にミニマリズムを取り入れる目的です。

ストレスとミニマリズムの関係

敏感な感受性、繊細な感情を持つ傾向にある私にとって、たくさんの物や情報は刺激になってストレスを感じてしまいます…。

ここでミニマリズム的な考えで物や情報を”必要最小限”にすることで、物にかかる費用や時間はもちろん、外部から受ける刺激によって生まれるストレスも減らすことができます。

精神的にも経済的も負担を減らすことができると、自分が本当に大事にしたいことは何なのかを考える時間と心の余裕が生まれ、自分の考えや行動がブレにくくなり、よりストレスフリーな生活に近づくことができます。

ミニマリズムの実践方法

私がミニマリズムを生活に取り入れるにあたって実践している手順や方法、心構えをまとめておきます。

不要な物の整理

まずは自分の持ち物、部屋やクローゼットの中を1つずつ見直して不要な物を探します。
私の場合は「1年以内に使うか」「再び入手するのは困難か」「自分が理想とする生活スタイルに合っているか」を基準に不要なものかどうかを判断しています。

手放し方の具体的な手順と注意点

不要な物を手放す方法はいくつかありますが、基本的には「捨てる・譲る・売る・貸す」の中から選ぶことになると思います。
最初に種類別にわけて、その後種類ごとにどうするか決めていくとスムーズです。
注意したいのは「売る」という方法を選んだ場合、後回しにしてずっと家の中に置いておくことになるくらいなら、気付いたタイミングで「捨てる」に切り替えたほうが精神的に楽です。家から外に出さない限り、手放したことにはなりません。

質の高い消費と節約のバランス

ミニマリズムで大事なことは「本当に必要なものや自分が本当に望むことに対してお金や時間を使うこと」です。
物を買うときは「安いから買う」ではなく「必要だから買う」という基準で考え、事前に「何故必要なのか、いつどうやって使うか、いつまで使う(使える)か、他の用途でも使えるか、処分はどうするか」ということまで考えておくと失敗が少なくなります。
高いものであってもよく考えて買い物をすることで無駄遣いを防ぐことができ、結果的に節約にも繋がります。

自分に必要な持ち物の数を知る

最終的に「自分には何がいくつ必要なのかを知り、その分だけを持つこと」が、自分の生活を豊かにするためのミニマリズムの正しい実践方法だと思っています。
例えば、「毎日洗濯すれば下着は2枚で足りるけど、週に1回しか洗濯しないと7枚必要になる」というように生活スタイルや環境によって必要な数は変わってきます。
ここで気をつけたいのは数そのものにこだわりすぎてミニマリズムの本質を見失うことです。
捨てる数や持っている数にとらわれるのではなく、自分に必要なものだけを残すということを強く意識するのが大事だと思います。

私はミニマリズムについて、ただなんとなく物を減らしたり、不足して不便な生活を送ることではないと考えています。
自分自身の価値観やライフスタイルをよく理解し、あくまでも自分の生活を豊かにするために実践していくことを忘れないようにしたいです。

ミニマリズムと心の健康

実際に、ミニマリズムがどのようにして心の安定やリラックスに繋がるのか考えてみます。

ミニマリズムが心の安定やリラックスに与える効果

まず、生活にミニマリズムを取り入れると、最小限の物で整理整頓された環境で過ごすことになります。
すると日常生活の中で目に入ってくる情報量(視覚的なノイズ)が減ることになり、視覚的なノイズによる刺激やストレスを減らすことに繋がります。
例えば、私は汚い部屋や散らかった部屋だとどうしても落ち着かずモヤモヤしていまいますが、そういった負荷を減らすことができます。

ストレス管理やメンタルヘルスの観点からのミニマリズムの利点

また、ミニマリズムはストレス管理やメンタルヘルスの観点からも利点があります。
物への執着をなくすと所有欲や物への依存心を軽減してくれるので、多くの物を持っていなくても満足感を得られるようになります。
色鉛筆で例えると、「全色持っていたい」という感覚がなくなって「赤色は使わないし、赤色の色鉛筆はなくてもいいな」と満足できるようになるという感覚、のような気がします。
自己価値や幸福感を物ではなく自分の感覚を基準にして得ることができるようになるぶん、心の安定に繋げやすいと思います。

このようにミニマリストの生活は様々な負担を減らしてくれるので、物に対して使われていたぶんの時間やエネルギーを他のことに使えるようになります。
心身の健康を維持するためにミニマリズムを取り入れた生活は、私にとっては有効であると思いました。

ミニマリズムの効果的な活用法

ミニマリズムを効果的に活用するための具体的なアイデアやヒント、活用してみて得た気付きをまとめておきます。

物の整理と断捨離

不要な物を整理し、必要最小限のものだけを保持します。
ここでいう不要なものとは、私の場合は「1年以内に使う」「再び入手するのが困難」「自分が理想とする生活スタイルに合っている」に当てはまらないもののことです。 例えば私は、思い出の物を大事にすることよりも物理的なスペースや衛生管理、心のゆとりを重要視しているため紙の写真を1枚も持っていません。
紙の写真は放っておくと黄ばんだりカビたり虫がついたりしますが、1枚も持っていないので収納スペースを取らず、管理をする必要もありません。 また、ほとんど外に出ない生活もあって靴はスニーカー、サンダル、フォーマル用パンプスの3足だけしかなく、家に備え付けられている靴箱の中に収まり、手入れにかかる時間や費用も少なくすんでいます。

シンプルなライフスタイル、時間管理の改善

ミニマリズムは日常のルーティンや習慣にも取り入れることができます。
必要のない家事は省いたり、必要のない予定を入れないなど、生活そのものをシンプルにすることで様々な負担を減らすことができます。
今まで当たり前に行動していたことを見直してみて、その行動をやめても特に支障がない気がする…と思ったら1度やめてみる。支障が出たらまた再開すればいいだけです。
無駄な行動や時間を見つけることができれば自由な時間が増え、負担も減らすことができます。

デジタルの整理

スマホやパソコンの情報も”物”として考えられます。
使っていないアプリやソフト、見返すことがない写真や画像、必要なくなったメモ…。
データは物としてかさばらないので忘れがちですが、不要なデータのせいで本当に必要なものを探すときの邪魔になったり、本当は必要のないデータ容量のスマホを買うことになったりと、知らないうちに負担に繋がっていることがありそうです。
データを整理することは機械の寿命を延ばすことにも繋がるので、定期的に見直して整理してみるのがいいと思います。

質の高い人間関係の構築

誘いを断ったら嫌われてしまうんじゃないか…付き合いを悪くしたら1人になってしまうのではないか…という不安が世の中にはあるようです。
私の経験上、「過剰な干渉を嫌う私」に対して理解ある人は残ってくれるし、嫌って離れていく人は私にとってストレスの溜まる相手だけだったので、付き合いを悪くしたり誘いを断ったりしても今のところ問題を感じるようなことはありません。
むしろ理解ある人だけを大事にすることだけに集中できるし、自分も疲れにくいので関係が長続きしやすいです。
人間関係にミニマリズムを取り入れると、自分も相手も心地よい、ちょうどいい関係だけを残せるのではないかと思います。

心地よさの重視

ミニマリズムを取り入れた生活で得たいものは「豊かで穏やかな心身ともに健康的なゆとりのある生活」です。
ミニマリズムを活用しようとした結果、負担になるようなら意味がありません。
必ずしもミニマリズムが正解ではないし、最適なミニマリズムの活用方法は人によって違います。
自分にとって物を減らすことが負担になるならやめて、心地よいと思う部分だけミニマリズムの考えを取り入れてみる。
というように、あくまでも自分の生活を豊かにすることを目的にすることを忘れないようにしたいです。

ミニマリズムの持続方法

ミニマリズムを持続させるためには特別な方法はないと思うのですが、強いて言うならば以下のポイントを意識するといいと思います。

自己観察と振り返り

自分にとって必要なもの、不要な物は日々変化していくので定期的に確認します。何度も同じ物を買って捨ててを繰り返していないかも注意したほうがいいです。

意識的な購入行動

新しく物を買う時は「本当に必要なものなのか、代用できないか」などを考えるのはもちろん、捨てるときのことまで考えて買います。

情報の管理と情報過多の回避

物だけでなく情報もストレスの原因になるので、スマホやPC内のデータも必要最小限にして心の負担を減らします。こまめにアプリを消したり、不必要なメールや通知を消したりしています。

これらの方法を組み合わせながらミニマルライフを持続させることで、ストレスの軽減や心の安定の持続に繋がります。

まとめ

ミニマリズムは必要最小限の物に焦点を当てる考え方ですが、同時に自分自身が何を望んでいるのか、何を心地よいと思っているのかといった自分自身に向き合う考え方でもあります。
私の生活にミニマリズムを取り入れたことで、自分にとってちょうどいい「豊かで穏やかな心身ともに健康的なゆとりのある生活を維持すること」の実現を可能にさせてくれているのではないかと思っています。